● 行政書士って、どんな仕事? ●


行政書士の仕事を思い浮かべてください、と言われてすぐに具体的に思い浮かぶ人は、あまりいないでしょう。


多くの人は、何年か前のドラマ「カバチタレ」で深津絵里がしゃきしゃきと働いていた、なんだか弁護士のようなそうでないような、つかみどころのない法律職のイメージ。

または、雑居ビルの一角で、黒い袖カバーをつけたおじさんがせっせと文書に向かう、代書屋さんのイメージでしょうか。どちらのイメージもその状態で何をしているのか、実態が全く分かりません。

 

行政書士法には「他人の依頼を受け報酬を得て、官公署に提出する書類その他権利義務又は事実証明に関する書類を作成することを業とする」とあります。

 

つまり仕事は以下の3つ。

 

1、官公署に提出する書類の代筆。これは非常に多岐にわたることが想像できます。車を買えば車庫証明、お店をおこそうとすれば営業の許認可、など何か行動を起こそうとするたびに、お役所は届け出を求めてくるからです。私たちの想像を超えたところでもいろんな届け出がいろんなお役所に日々提出、許認可されていることでしょう。

 

2、権利や義務に関係する書類の作成。これは「カバチタレ」で大きく取り上げられていた分野です。内容証明や告訴状、遺産分割協議書の作成など、いきいきとした深津絵里が目に浮かぶようです。

 

3、事実証明に関係する書類の作成。これにも、議事録から会計帳簿、測量図など、たくさんの種類があるようです。

 

上に挙げた仕事をみれば、その範囲がとても広いことがわかります。「その業務を行うことが他の法律で制限されているものについては、業務を行うことができない」との制限はあるのですが、行政書士法がざっくりしすぎなのです。


ここに行政書士の仕事がとっさに思い浮かばない理由があると思われます。法律の後ろ盾のある、なんでも屋さん、それが行政書士だといえるのです。